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「静的な状況」の中のそれと… 
スタティックな…!。つまり「静的な状況」の中のそれと「ある動きの中のもの」と、いわゆるバランス感覚とは、それぞれ別に二通りのパターンがあるようだ。

例えば、クライミングなど、ロジカルな「体重の移動」をつよく意識する動きの中のそれは「スタテックなクライミング…!」などと表現するぐらいだから、文字通りに「静的な状況」のものだろう。一方に、「動的なバランス感覚」の必要なスポーツを数え上げればキリがない。だが、自身の体験したものだけに例をとれば、スキーやサーフィンなどと言うことになる。

この二つのバランス感覚の存在に気づいた…!。と言うよりも、じつは、自分は「動的なバランス感覚」がスタッテックなそれに比べて、親しい知人が「異常だよ!」と言うレベルに低いのだと気づいたのは、最近のことである。

そして同時に、この二つのバランス感覚の違いは、さきにその例をあげたスポーツなどに止まらず、例えば「文字を書く」ことやカメラやビデオ機器などで「動くものを撮る」ときなども、同じ状況にあるのかも知れないと感じている。

もっとも、これはあくまでも、わたしの個人的な状況であるのかも知れないが…。

「文字を書く」ことがまるでダメなのだ!。これが、いわゆる「悪筆」などと言うレベルではない!。メモしたものが後で自分が読めないほどに汚すぎて、ときどき仲間内の笑い話になってしまうぐらいなのだ。

にもかかわらず、いわゆる「無呼吸な状態」でのナイフ遣いなどにはそれなりに自信がある。当然、彫刻的なものを作るには、他にまったく別なセンスが要求されることだから、それですべてが決まるわけではないのだろうが…。

写真は、ジッポーのライターである。しかし、ここでライターを見て欲しいわけではない。じつは、見てほしいのは、そのケースなのだ!。

そうだ、ケースなのだ!。つまり、これはジッポーの本体に、いわゆる「銘木」を薄くスライスして接着剤などを使って「張り付けてあるのではない!」のだ!。

ジッポーを愛用する者には、よく知られたことだが、このシンプルで便利なライターの最大の弱点は、そのヒンジにある。しかし、それは設計ミスなどによるものではなくて、素材や機能の必然とも言うべき経年変化に由来する。そして、そのヒンジが壊れれば、このボディーに美しく高価な銘木などを接着剤などで直に張り付けてしまえば、それがどんなに美しくて大事にしたくても、大半がそれで終わりなのである。

写真のそれは、このことを意識してジッポー本体の「差し替えが効く」ようにケースに仕立ててあるのだ。

ちなみに、これは、わたしのカスタムナイフメーキングの「弟子」とも言うべき若い知人の作品である。そして、これはもう、クラフトごとに少し覚えがあるぐらいでは、おいそれと「自分も作ってみよう!。」などと考えられるレベルにはない。

どこが…!?。と聞いたら、「呼吸が出来なかったす!!。」と返ってきた!。

材料は、ナイフ用の鋼材のステンレスと二種類の銘木の組み合わせである。つまり、三種類の素材の硬度がそれぞれ違い、作業中に発生する熱による歪みもそれぞれに違うのである。これを読みながらカットして組み立てている。

言葉にすれば、これだけのことである。だが、これは、それぞれの素材のカットや研磨に電動工具などが使えないことを意味している。つまり、作業のすべてがフリーハンドで、それぞれのプロセスは「無呼吸」にならざるを得ないレベルに集中すると言うことだ。

そして、ここでの彼の悩みと、その対策が「静的な状況」でのバランス感覚の存在に気づくことにあったのだ!。

彼の冬の休日の大半は「大山通い」である。つまりスキーをするために…!。昨年は、北海道にも2度ほど出かけたはずだ。また、それ以外のシーズンの大半は、仲間たちとバスケットボールに興じているようだ。

つまり、彼は、スポーツマンであり、抜群の運動神経の持ち主である。その彼が、このレベルの作業の中では、はじめにどうしても手引き鋸やヤスリなどが十分に使えなかった。また、1ミリ厚程度の、わずか数センチ角の板材の研磨が、自由にならなかったのだ。後ろに立ってその作業を見ていると、いつも大きな体が揺らいでいた。

これに、アドバイスしたことは「息をするな!。」だった。

つまり、集中するときには「呼吸をするな!。」と言うことだ!。

なぜなら、手引き鋸や彫刻刀を使うような作業に必要なバランス感覚とは、一瞬のシャッターチャンスを狙うそれにもにて、ストイックなまでにスタティックなものだからである。

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