スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
些細なことに… 
今朝がた、尋常じゃない寒さに目が覚めて…。

見上げれば部屋の中に雪が舞っている。
気付いてみれば、この夏に開けた天窓から曇天の空が見えている。ときおり激しい雪を吹き込みながら…。

何のことはない、そのうち何とかしようと適当に作って置いた天蓋が、昨夜の強烈な風で吹き飛んでしまっていた。しかし、おもしろい。このひどい状況に、三十五年ほど前に小屋番をしていた穂高・涸沢のヒュッテの朝を思い出した!。

ゲストも多く、暖房も入れられた本館と違って、小屋番の就寝スペースは古い建物に屋根裏部屋のようにあった。さらにそこに、さながら蚕棚のようなベットスペースが設えてあったのだが、ここが、ときに五月の半ばぐらいまで、どのように戸締りをしても、朝の枕元に必ず雪が吹き込んでいた。つまり、そんなことを思い出したのだ。

慌てて起きて、修理のために屋根に登って…。その無残な状況を前に、今度は、あたまのなかに「オオカミと三匹のこぶた」の物語がうかんできた。

当初の予定どおりに鉄板を使ってちゃんと作り直すか。それとも…。結局、手頃な合板とその重石にちょうど良さそうな煉瓦がタイミング良く目について、選択したのは「ワラの家のこぶた」レベルの間に合わせになってしまった。つまり、そのまま蓋をし直してして終わり…。

そして、おもしろかったのが、その屋根から降りるときに、これまたあたまの中に浮かんできた風景だった。十代の終わりに紀州・熊野あたりの谷筋を旅した頃に見かけた山村の風景を思い出したのだ。飲み水を貰いに立ち寄ったお宅で聞いた「板ぶきの屋根に重石が何個も乗っていた」理由が「谷は風が強いので…」だったのだが、これを、自分がした「いい加減なこと」の言い訳のために思い出したのだ。

つまり、われわれは、ともすれば「寒くて死ぬかも知れない!」と思うようなレベルの「自分のこと」をするにも、ときに、誰かに言い訳を考えつつしているのかなと…。

その一人暮らしを、誰はばかることもない自分が、些細なことに、こうしたことを意識しながらその日々を過ごす。

「人は、その感じ知る他者との関わりに生きている…!。」

これは、あながち的外れではないようだ。

良いも悪いも…。

スポンサーサイト
 
secret


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。